MENUMENU
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前進する力を後押し、
チーム全体で新人をサポート

CROSS TALK

入社1年目の社員は、
何をするにも不安が大きいものです。
そんな新人の不安な気持ちを払拭するために、
上司はどのような接し方をしているのでしょうか。
2人の会話から紐解きます。
アパレル・スポーツ本部 本部長

倉田 壮哉

2005年入社で2021年まで大手SPA取引の営業部隊で従事し、2009年から2016年までタイ、ベトナム、インドネシアで海外駐在。
2016年に帰任後は海外顧客向けの営業本部を兼務し、2022年に旧営業第三本部の本部長を務める。
ライフスタイル本部 第2部 Aチーム 

白井 大悟

2020年入社し、大手SPA取引で営業を担当。
その後1年間ヤングレディースブランドを担当し、現在のODM取引に異動。
INDEX

新入社員当時の関わり

白井さんが入社1年目のとき、お二人は大手SPA取引で部長と新入社員という関係だったそうですね。当時のお話を聞かせてください。
倉田
白井さんからは業務の進捗状況についての詳しい報告を週次ミーティングで受けていました。
とはいえ当時の白井さんはまだ経験が浅く、独り立ちできるまでに至っていなかったので、取引先との商談に私も参加するなどして、チーム全体で新人の白井さんを支えていました。
入社して間もない頃、顧客と納期について合意した電話でのやり取りの履歴がメールで残っていないことがあり、後になってトラブルに発展することがあるので、そうならないように細かく指導をしていました。
白井
倉田さんは当時部長だったのですが、週次ミーティングや商談にも参加してくださいました。
倉田さんの言葉から勉強させてもらうことが多く、とにかく倉田さんが求めるレベルに到達できるように必死に食らいついていましたね。
倉田さんの判断力やトラブル対応のスピードは本当に凄いです。対処に悩んで立ち止まっているところを見たことがありません。これぞ商社マン、出来る上司ですよね。
倉田
そういうことです(笑)
白井
(笑)

部下から見た上司

倉田さんが上司で良かったと感じるのは、どのような場面ですか?
白井
商談の際に、倉田さんのストレートな物言いにドキッとさせられることがあります。
上司の言葉は会社としての本音であることが取引先にも伝わりますから、現場の担当者としてはありがたく感じています。
倉田
工場が納期遅延を起こして追加費用が発生した場合、管理している立場の商社が責任を負うケースも有ります。
しかし、商社だけの責任では無い場合は、工場と顧客双方と慎重に話合う必要があり、営業担当だけで交渉がまとめきれない事もあるんです。
そういった時は、上司が一緒に交渉に入ることで、サポートしています。

お互いの変化

お互い部署異動を経て数年後には、大手ODM取引で本部長と5年目社員として再び一緒に働いていましたよね。お互いに変化はありましたか?
倉田
白井さんは先のSPA取引の後にファッションアパレル取引の部署で経験を積み、今のチームに異動してきました。
現在は地道で根気強い営業スタイルが求められ、それが彼には合っているようです。
顧客から信頼も頂けていますし、彼が発案した素材がいくつも採用され、今はチームのエースとして売上成績で上位を走る存在になっています。
白井
理論立てて戦略的にというよりは、自分の持ち味を出して取引先と密にコミュニケーションを取り、求めていることを掴む方が自分に合ったスタイルだと思っています。
倉田
ファッションアパレルは流行を重視しますが、現在の取引では、機能性に重点を置かれています。
だからこそ彼のように真っ直ぐにお客さんに飛び込む姿勢が、とても評価されるのだと思います。
白井
世界規模のメーカーでは、当然多くの国に店舗展開をしており、商談の中で様々な事を考慮に入れながら価格設定や売れるポイントを突きつめて考えないといけません。
わずかなミスが、大規模な失敗につながりかねない非常に緊張感のある仕事です。
倉田さんをはじめ、周りの方々にサポートやご指導をいただいているお陰で、今があります。

元上司からの期待

倉田さんは異動されたので、今は一緒に働いていないんですよね。元上司という立場にはなりますが、倉田さんから白井さんへの期待をお聞かせください。
倉田
改めて振り返ってみると、とても成長したと思います。白井さんは、人間的にとても素直です。
でも押したり引いたりというような商談の駆け引きが苦手で、全部言ってしまうところもある(笑)。商社マンとしては、もう少し戦略的に発言して欲しいと思うこともあるのですが(笑)。ただその真面目さや営業スタイルを今は認めてもらっています。
今後はより上を目指してマネジメントとして会社をけん引する存在になってほしいですし、新卒の頃から一緒に働いてきた身としては、是非その姿が見たいですね。
チームで中心的役割を果たしてくれていますので、今度は後輩たちに自分が歩んできた業務の変遷を伝えながら、育成にも積極的に取り組んでもらえたらと思っています。
今よりも一回り成長した白井さんと、また一緒に働ける機会があるといいですね。
白井
今年で入社5年目となり、新卒社員のインストラクターとして後輩の指導を行う立場になりました。
将来はマネジメントとしてチームを引っ張る立場になりたいと思っています。
本部長の倉田さんを目標として学ばせていただいていますが、また一緒に働く機会があれば、今度は「倉田さんと対等な立場になる!」という気持ちで仕事を頑張りたいと思います!
※所属、掲載内容は取材当時のものです。